グラフィックな楽譜

ここ2、3日でわらわらとでてきた。Phonophotographと呼ばれる写真を使ったスペクトル・グラフのようなグラフ、メロディを周波数曲線で線状に書きおこしたもの、など。いずれも1910年代後半から1920年代のアメリカで新たに考案されたものだ。1910年代のホルンボステル、ギルマンらの研究のピークとちょうどつながる。とくにカール・シーショア(Carl Seashore)という心理学者のものがわらわらとでてきた。興味深いのは彼がグラフィックな楽譜を用いて分析するのは、ヴィブラートや音色など、いずれも非連続なピッチの構造からは漏れ出てしまう音の諸特徴だということだ。探していたものがやっと出てきたという感じだが、読み返してみたら、彼の研究はチャールズ・シーガーの論文にも紹介されていた。楽譜の画像は気が向いたらまたアップしてみます。

同時代の同分野でいろんな名前のシーショアが出てくる。何者だろう。