2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

旅と女と安来節

今日は学会に向けての予行演習。とにかくかみまくった。サ行が言えない。時間も少しオーバーしたので、余裕を持って読めるように文章をきりつめないと。内容的には音楽分析と踊る身体の分析がやはり必要だとつっこまれる。序文と結論部でどう切り抜けるかが…

燃えよペン

原稿を書く。目的を明確に理解して研究を進めているものと思っていたら、ところがどっこい、その目的がぐらぐらと、ゆらゆらと、曖昧になってしまっていたことに改めて気付く。これはもう、月に代わっておしおきされなければならない。佐藤先生の「<オール…

鳥になれるもんならなってみたいですよ

前々回の続き。混乱はまだまだ続くのか。何はともあれ、場所と音楽の関係を反映論的に単純化して考える聴覚文化研究を見直したいというのが、「民謡保存会」を取り上げるきっかけだったことを思い出したのでちょっと確認してみたい。えらく遠回りしたので、…

「ジョセフ・コスース≪言及しえぬものの遊戯≫―キュレーションとしてのクリエーション―」

植松篤(神戸大学) ≪言及しえぬものの遊戯≫は、ジョセフ・コスース(あまりよく知らない)が美術館の収蔵品を利用し、キュレーションを行うという「作品」。あくまでも「展覧会」ではなく「作品」として展示を行うことで、収集と展示という美術館制度に対し…

「ポスト古典的ハリウッド映画としての『女と男のいる鋪道』」

大村憲右(神戸大学) 発表者によれば、多くのヌーヴェルバーグ論では、ハリウッド映画の娯楽性に対してヌーヴェルバーグの芸術性を二項対立的に強調するような言説が多い。それに対して大村君はゴダールの『女と男のいる舗道』を手掛かりに、むしろ両者のつ…

京都からは帰れない、帰らない

昨日は視聴覚文化研究会。関係者のみなさま、どうもお疲れ様でした。

文芸学研究会

今日は文芸学研究会という文学を中心とした研究発表がうちの学校であった。文学に関するものはともかくとして、アルフレッド・ヒッチコック≪知りすぎていた男≫の音声・音楽に関する発表があったので、その感想を少しだけ。場所と音楽に関してとりあえず一回…

ズートルビ

Sara Cohen, "Liverpool and the Beatles:Exploring Relations between Music and Place,Text and Context", Keeping score: Music, Disciplinarity, Culture,Charlottesville and London:University Press of Virginia, 1997,pp.90-106場所と音楽に関係して…

宣伝

関西で美学芸術学を学ぶ学生が中心となって行っている研究発表会「視聴覚文化研究会」の告知です。僕は聴覚文化研究で耳組、今回は視覚文化研究で「め組」の方が発表します。関心のある方はどなたでも参加できますので、ぜひおこしください。第五回視聴覚文…

サブカル茶

「サブカルチャー論」の講義が終わって数日。忘れるといけないのでメモ代わりに。増田聡さんによれば、サブカルチャーはおよそ3つの意味から成る(増田先生がwikiの記事をもとに整理したもの)。1.主流文化に対する下位文化(社会で主流な価値観から逸脱…

ウィーン

長く放っておいた『クラシック音楽の政治学』(渡辺裕、増田聡ほか)を読む。渡辺裕の担当した「音楽の都ウィーン」の表象と観光人類学で渡辺が引いていたSara Cohenの議論が参考になった。ビートルズの出身地であるリバプールは近年、ビートルズを利用した…