2007-01-01から1年間の記事一覧

電話

□電話 フォノグラフとの聴取との比較のために電話についての論考を集める。電子メディア論―身体のメディア的変容 (メディア叢書)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 新曜社発売日: 1995/06/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (16…

研究会後記

□研究会 いろいろな方に来ていただき、感謝のいたりです。とともに、議論がもっと盛り上がらなかったのは司会として反省した。議論を整理した上でもっと突っ込めたし、会場をあおることもできた気がする。こうやったら良いとか悪いとか、そんな小さくまとま…

芸術学研究会・視聴覚文化研究会 合同研究会が明日、神戸大学で開かれます。ぜひ、お越しください。■映画音響論 リック・アルトマンの映画音響論の紹介がウェブ上にあがっているようです。貴重な情報ありがとうございます。■反省 ゼミ発表終わる。今回は18世…

お知らせ

研究発表会の告知を再度させていただきます。ぜひ足をお運びください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第一回 芸術学研究会第十回 視聴覚文化研究会合同研究会日時:2007年12月16日(日)13:00〜場所:神戸大学文学部 新…

マジック・メモ

□自我論集 (ちくま学芸文庫)作者: ジークムントフロイト,竹田青嗣,Sigmund Freud,中山元出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/06/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 39回この商品を含むブログ (45件) を見るゼミ発表で聞いた刺激の話が気になってフロイ…

映画理論

□ジェイ『伏し目』「メメント・モリとしてのカメラ」トム・ガニング「アトラクションの美学」と自分の研究との距離を測る。「新」映画理論集成〈2〉知覚・表象・読解 (知覚/表象/読解)作者: 岩本憲児,斉藤綾子,武田潔出版社/メーカー: フィルムアート社発売…

トーキング・マシンの二重性

カードの支払いを忘れていたら、いつの間にか利用停止になっていた。本が届かないと思っていたら、消費者失格の烙印を押されていたらしい。とても悲しい。[rakuten:book:12282731:detail] 一章の"Inscriptions and simulations"を読む。19世紀の技術的展開に…

ポピュラー音楽学会

□学会 来週、ポピュラー音楽学会名古屋大会が開催されるようです。ポピュラー音楽研究がどのように展開しているのか、楽しみです。

音の連続と離散

ラカン負のラカン―精神分析と能記の存在論作者: 石田浩之出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1992/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るバイトで山陽電鉄に乗りつつ読む。良い入門書だったが、分かりやすいのが逆に不安だった。と思っていた…

お知らせ追加

□視聴覚文化研究会HP HPができました。次回研究会の発表要旨をarchiveから見ることができますので、ご参照ください。archiveには、論文等もアップしていく予定です。□聞こえる過去The Audible Past: Cultural Origins of Sound Reproduction作者: Jonathan S…

研究会のお知らせ

次回視聴覚文化研究会の開催が決定いたしましたので、お知らせ申し上げます。 以下の日時・会場にて研究会を開催いたしますので、ふるってご参加下さい。 今回は、神戸大学芸術学研究室主催の芸術学研究会との合同開催となります。 ーーーーーーーーーーーー…

鋼鉄の魂は走り続ける

■荒木特集 荒木比呂彦特集がユリイカから出ると聞いて驚く。ジョジョが盛り上がってるのは、僕の周囲だけかと思っていたが違ったらしい。「ジョジョ立ちアルバム」も掲載されているらしい。これは買いでしょう。■聴覚文化研究 以前、ゼミで発表したThe Audit…

■DVD 夏の集中講義でお会いした先生から、Johan van der Keuken監督のBRASS UNBOUNDをいただいた。植民地化されていた地域で生まれたブラスバンドを取材したドキュメンタリー作品で、歴史的なコンテクストやそれに対する住民の考えも幅広く収録している。授…

「鉄仮面」を見る

週末は何かと用事が入り、バイト、唐ゼミ、結婚式、バイトと三日ぶりに家に帰る。流行の風邪をひくのだった。唐ゼミ公演「鉄仮面」についてはそこかしこで感想が書かれていますが、感じたことを少しだけ。僕だけかもしれませんが、なんというか、観劇中にト…

文献あれこれ

自動人形関係の文献を教えていただく。古代憧憬と機械信仰―コレクションの宇宙 (叢書・ウニベルシタス)作者: ホルストブレーデカンプ,Horst Bredekamp,藤代幸一,津山拓也出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1996/02メディア: 単行本 クリック: 9回この…

レコードと生/死

■アドルノのポピュラー音楽論 複製技術と聴取についてアドルノを読み直すことに。ちょうど本が届いたので読み始める。ポピュラー音楽研究ってアドルノを目の敵にしてるけど、結局、議論が行き着くのは「大衆」の位置づけだけで、技術に関する考察は無視され…

美学会の後

京都で飲み、終電は当然のように無く、満喫に泊まり、競馬新聞を運ぶ。美学会の時は学生の間でガチンコ議論したが、そういう機会をもっと増やしましょう。■美学会の後 なんだか必死に素材を探して、無理矢理がっと押し込んだような発表になってしまった。素…

フォノグラフ氏

■mr.phonographの歌 1878年にフォノグラフの宣伝のためにMy name is Mr.phonographという歌が作られ、楽譜で販売された。その歌をシリンダー・フォノグラフによって録音したものがGoogle動画にあった。→Mr.Phonographの歌 Mr.Phonographは正式名を、H.A.H.von…

エーテルを聞く

学会予行演習を見ていただく。まだまだ突貫工事段階。■フォノグラフの擬人化・フランス編 フランスに留学していた先輩によれば、1910年代のフランスでもフォノグラフの興行はあったという。人間の上半身塑像の口の部分にフォノグラフの喇叭口が取り付けられ…

フォノグラフの再生音の録音

■フォノグラフ音源 エディソンのフォノグラフ社によって録音された音が聞けるサイトを発見。1888年から1929年にかけて録音されたもののようだ。1890年代までは手回しクランクでシリンダーを回転させていたので、声が小刻みに震えている。■「声のきめ」続き

声の<きめ>

□第2ビル研究会 The Audible Pastの第一章続き。次回で一章は終了予定。今回はフォノトグラフに耳が取り付けられることになった経緯を理解するために、生理学・音響学・耳医学といった諸科学における音の理解と聴覚の理解を抑えていく部分だった。 スターン…

文芸学研究会

□研究会 昨日は文芸学研究会。準備・片づけを手伝ってくださった方々、発表者の方々、お疲れ様でした。最後にSECOMにドキドキしながら無事完了。昨日は発表三本。最初の一本は講義のような発表だった。発表時間を勘違いしていたらしい。一番の問題は、質問者…

フォノグラフを作った

昨日は研究会の準備打ち合わせと予行演習。原稿が間に合わなかった。もう一度、議論を整理し、積み直す。当たり前だが次は必ずその後はフランス留学から帰ってきた先輩の歓迎会。元気そうで何よりだったが、気付いたら、なぜ俺に彼女ができないのかに議論が…

ハイ・フィデリティ

なんかよく分からんところでトラックバック貼られてるけど何なのだろう。Memory Bytes: History, Technology, and Digital Culture作者: Lauren Rabinovitz,Abraham Geil,Laura Rigal,David Depew出版社/メーカー: Duke Univ Pr発売日: 2004/02/01メディア: …

エディソンの小咄

□メモ 「この舌も歯もない道具、咽頭も喉頭もなく唖で声もない物体(matter)が、あなたの言葉を発し、どんなつまらないアイデアもどんなに他愛ない夢もどんなに虚しい言葉も、あなたがこの鉄の薄い膜に向かってささやくことを選んだならば、何世紀か後、あな…

トーキング・マシンと蓄音器

□集中終わり 渡辺先生の集中講義は昨日で終わり。僕にとっては何ともエキサイティングな授業だった。文学研究におけるステレオタイプ化したナショナリズム批判、それを肯定した上で、言説の地層のズレを見ること。ただ、関心がここまで重なってくるとなると…

ちんどんやと追分節

□集中講義 今日は渡辺先生の集中講義。午前中は音楽の転用についての議論を、ちんどん屋や東南アジアのブラスバンドをもとに議論されていた。音楽学で考えるようにある音楽とコンテクストの関係はそれほど固着したものではなく、軍歌や賛美歌などの形式はち…

日本近代の民謡

□集中する講義 最近、民謡から距離をとっていますが、明日から神戸大学発達科学部にて東大の渡辺裕さんが日本近代の民謡をテーマにした集中講義をされるそうです。もちろん、僕は行かないわけにはいきません。関連書籍日本文化 モダンラプソディ/渡辺裕作者:…

話す機械

昨日は京都大学で開かれた「イメージ(論)の氾濫を前にいかに思考するか」に行ってきた。あの中で発表することを考えると肝を冷やしたが、がんばらねばなるまい。Instruments and the Imagination作者: Thomas L. Hankins,Robert J. Silverman出版社/メーカ…

未開人と聾唖者

Deaf History Unveiled: Interpretations from the New Scholarship作者: John Vickrey Van Cleve出版社/メーカー: Gallaudet Univ Pr発売日: 1993/04/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るChapter7 Douglas C.Baynton,""Savages and …