さかもっさん

C.G.(コンピュータグラフィックス)ステレオグラム〈2〉
ステレオ音楽関連で先生に教えていただく。坂本龍一が「ステレオグラムと音楽のグルーヴ」という文章を書いているとのこと。読んでないが勝手に想像してみる。読んでみて予想がずれてくればいい。

さて僕が勝手に想像したミニマル音楽はスティーヴ・ライヒの作品。ライヒ:ベスト
坂本龍一ならばミニマルテクノやその他の反復的電子音楽かもしれないが、やはりここはライヒを挙げたい。ライヒの作品にit' gonna rainというのがある。これは「雨が降る」というフレーズを三つのテープで反復するというだけの作品なのだが、再生速度が少しずつ違うために途中でだんだん音がずれてくる。そのとき、最初は滞りなく一定に流れていた時間が、音のずれによって断線し、あるいは襞のように伸び縮みし始める。それはステレオグラムを見る目をずらした時に現れてくる、見えないはずの空間にも似ていると思う。その見えないはずのもの、聞こえないはずのものが形を持つということが、グルーヴではないかと思う(形というと語弊があるかもしれないが)。

以上、競馬予想よりも勝手な予想。大穴狙いです。

グルーヴは日本語で言えば「ノリ」だろうか。単に日常的な時間感覚からずれていれば「ノリ」があるわけではないし、考えると非常に難しい。修論が終わったら、さかもっさんのを読んでまた考えてみます。