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■ガクシン
プリーズ・ギブ・ミー・マネー。国を相手に一生懸命おねだりの文章を書く。黄金色に輝かせたい。

観察者の系譜―視覚空間の変容とモダニティ (以文叢書)

なぜこんな本が聴覚文化研究では書かれないのだろうと思いつつ、それならばこういうのを自分で書くことを目指そうと思いつつ、頭を抱える。オーディオ技術に要請されたものと、実際の使用のされ方のずれを考える。

■i-tunes
i-tunesの機能にアートワークというのがある。CDのジャケットデザインを表示できるというもの。これが面白い。ジャケットイメージ＝アイコンが黒い背景の中に並んでいる。床は光沢のある黒い材質でできているかのように、ジャケットの鏡像を写し込んでいる（しかも、ガラスであるかのように少し薄く）。ジャケットを含め、パッケージ化されたCDのモノとしての側面が、デスクトップ上に再現される。これは音楽データをダウンロードしても表示されるようになっている。音楽の所有はまだモノとしてのCDからは離れることはできない。i-pod論を読む際には、アイコンの触覚性についても注意しておきたい。