シンポジウムのお知らせ

■シンポジウム
視聴覚研究会で12月20日にメディア・テクノロジーに関するシンポジウムを開催することになりました。「ドーピング=身体改変」というキーワードをもとに、メディア・テクノロジーと身体の関係について議論を行います。吉岡洋先生(京都大学)、泊博雅先生(成安造形大学)、門林岳史氏(日本学術振興会)のお三方によるシンポジウム「メディア・テクノロジーとドーピング」をはじめ、太田純貴(京都大学)による研究発表「「どもる」ということ」と豪華なメンバーによる研究会となっております。研究会によるシンポジウムですので、濃密なディスカッションを会場全体で行いたいと考えております。ご関心をお持ちの方はぜひご参加ください。詳細な情報は視聴覚文化研究会HPでも掲載しております。こちらもご参照ください。

特集「身体改変」

* 日時:2008年12月20日、13:00〜17:00
* 会場:京都大学文学部新館第六講義室
* 来聴歓迎


研究発表 13:30〜14:15
「どもる」ということ【発表要旨】

* 太田純貴(京都大学大学院)


シンポジウム 14:30〜17:00
「メディア・テクノロジーとドーピング」

* 吉岡洋 (京都大学
* 泊博雅 (成安造形大学
* 門林岳史(日本学術振興会特別研究員)


■オーディエンス論
音楽学会で発表した内容を論文にまとめた。楽譜と録音メディアの問題は引き続き頭に置きつつ、別の議論に取り掛かる準備をする。以前から気になっていたオーディエンスに関する議論を集めていく。なぜ、現在「オーディエンス」とその「アイデンティティ」が問題となるのか。ポピュラー音楽の研究では半ば自明の議論となりつつ、なぜ音楽享受を集団的な単位で捉えるのかという理由、さらになぜその集団の同一性が問題となるのかという根拠はあまり明確ではないように思われる。ということがずっと気がかりになっていた。どこから押さえてよいのかまだ曖昧だが、ちょっとずつ文献も紹介できたらと思う。