俺は妖怪じゃない

今日は研究室備品の大移動。パソコンが4台もあるのに一台も使えなくなっていたので全部捨てる。ハードディスクにはアカデミズムを彩るそれこそ色々な情報(何色でしょう)が入っているので、パソコンから引きずり出し、石でプリミティブに叩く。デジタル時代の旧石器原人。その姿は妖怪ハードディスク叩き(安直)とまで呼ばれた。

そうこうしていると相互貸借の本が届く。

Touring Cultures

Touring Cultures

編者の一人であるジョン・アーリが執筆した"Tourism and the photographic eye"を南部表象の先輩・バタイユの先輩と一緒に読むことになった。最初の方をざっと読んだところ、観光における目の役割を西洋における視覚文化の展開、特に写真の実践と絡めながら追っていくというもののようだ。写真関係の先輩から色々と吸収できる良い機会。せんぱ〜い、僕に刺激を。『民謡をたづねて』といった民謡紀行や写真絵葉書を考える上で参考にしたいと思う。