P

■プロスペクト
P終了。歌詞の意味につっこんでいき、そこから翻って民謡の旅の視覚性の問題にいくつもりが、まず歌詞の解釈で動きをとめられる。さらに歌詞に現れる場所や事物の分類方法にもつっこまれ、金縛り状態に。何度も発表で使ってきたのだが、見直してみると確かにおかしい。展望がぼんやりしてきた。

■印鑑
論文タイトルに許諾の印鑑をいただく。首をかしげながら。印鑑の重みを首の傾きに感じる。

■旅行術
ついでに先生のお薦めで本を借りる。

The Art of Travel, 1872: Or, Shifts and Contrivances Available in Wild Countries (Great Voyagers)

志賀重昂はこの本の挿絵などをまんまパクって『日本風景論』を書いた。それから山に登り、高所から風景を見渡すという風習が流行する。その意味では日本の空間概念の変化にとって重要な書である。テントの張り方とか遭難しない方法とか、山の歩き方とかいろいろ書いてあるらしい。面白そうだが、読む間はあるのか・・・。