SP

論集に向けて、修論を読み直し、書き直す。
SPレコード
日本のレコードメディアの受容についてメディア論的に論じたものってないものか。倉田『日本レコード文化史』は資料としては参考になるが、レコードがどのように聴かれ、流通していたのかはあまり書かれていない。あとは自分で資料をあさってまとめるしかない。ずっと視覚のことばかりやっていて、ぎりぎりになってあわてて藁も見つからず沈没したところなので、きっちりやらねば。蓄音器はどれくらい聞かれていたのだろう。個人ではそうそう買えるものではなし、集団で聞いていたとするならば、そのときの様が気になる。舞台との相違なんかが出て来れば、面白くなりそうだ。レコードメディア論を探しつつ、資料を探すこと。

ちなみに大正の中期くらいに発売されたコロムビアレコードの袋には、高音から低音までハイファイに音を伝えますという旨が書かれていた。ハイファイであることは当たり前でなかった。