記録すること

■本

A Spiral Way: How the Phonograph Changed Ethnography

たまたま見つけた初期録音メディアに関する文献。民族誌（etnograph）とフォノグラフ（phonograph）という記録・記述に関わる実践の相互関係、さらにフォノグラフがフォークロアの実践に与えた影響について論じているようだ。著者のエリカ・ブラディ（1952−）は民俗研究者。

『らせんの道程−フォノグラフはどのように民族誌を変えたか』

・序文−「とらえがたい音波、とらえがたい声」（Introduction: ``Fugitive Sound Waves,Fugitive 　Voices”）

１．話す機械−驚くべき必然性（The Talking Machine: A Marvelous Inevitability）

２．喋る魔法の物体−フォノグラフに対する初期の反応のパターン（A Magic Speaking Object: Early
　Patterns of Response to the Phonograph）

３．蒐集家とフォノグラフ−「伝承を守れ！」（Collectors and the Phonograph: ``Save, Save　　　the Lore!''）

４．演奏者とフォノグラフ（Performers and the Phonograph: The Box That Got the Flourishes）

５．らせんの道程−声を家へもたらすということ（A Spiral Way: Bringing the Voices Home）