知の考古学

フーコー『知の考古学』読書会の準備と「メディアの考古学」読書会。考古学祭りだ。

『知の考古学』は2ヶ月以上かけて、ようやく第二章の「言説の規則性」が終わる見込み。帰結で述べられる「言説」と「前言説的なもの」の関係、「言説」と「構造」や「生成」の違いをおさえる必要あり。

ヴォルフガング・エルンストのMedium Foucault・・・。キットラーの『グラモフォン・フィルム・タイプライター』の序文をひたすら難解にしたあげく、同じことを言っているのだろうということで話がまとまった。結局、エルンストが言いたいのは言説を生産する装置が、出版印刷技術から視聴覚的メディアあるいはデジタル技術へと移行したのだということらしい。キットラー以後のドイツ・メディア論を読んでみたかっただけに少し残念だった。