演歌
論文要旨を作ったものの、今度は研究計画書を書かないといけない。過去と未来の間でタコ殴りにされる。
安来節研究をやっていて一番困ったのが、送り手と受け手をどこまで分けて考えるか。文化人類学で「文化の客体化」(太田好信)を論じるときには、たいてい外部の眼差しの内面化として地方的なものを分析するけれど、単純な反映論になってしまう可能性もある。
トランスポジションの思想―文化人類学の再想像 (SEKAISHISO SEMINAR)
- 作者: 太田好信
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 1998/05/01
- メディア: 単行本
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次の対象として、民謡の流れを引き継いで演歌を論じようかと考える。ポピュラーミュージック研究では対象とされず、しかし、日本のポピュラーミュージックを通奏低音のように流れているもの、ポピュラーでもフォークでもあるもの、場所を記述するもの。いろいろなレベルで論じがいがあるのではないかと思う。「北上する演歌」とか
文献を調べてみる。
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意外にも、というかなんなのか、演歌を論じたものは少ない。どれもものものしいタイトルだなあ。どうしたものか。図書館にかりに行くが、罰則がついていてしばらくはダメとのこと。悲しい。
そういえば演歌の女王って面白いのだろうか